このごろ - 40

こんばんは。原百々子です。
吐き気と眩暈が強く、推敲する時間が取れないと判断して、先週の「このごろ」をお休みしました。「このごろ」に書きそびれたことは、ウェブサイト内の「あのころ」で何らかの形でお披露目できるので、我ながらいいシステムを作ったものだと感心しています。
吐き気や眩暈は、事故の外傷やストレス由来のものでした。それでも、仕事に行き、いそいそ・にやにやと日記をつけることはできています。身体がすこし楽になるまで、ごろごろ暮らすわたしのこのごろをお楽しみください。
不具合の観察
先日、ダンボールで左手の中指を切りました。出血はなかったものの、皮膚がめくれました。念のために、入浴や洗い物など、水を使うときは絆創膏を貼ります。そう、念のために。傷を甘く見ていたとき、事件は起きました。
ひとり暮らしをはじめたころのこと。髪を洗っていたら、ピリと指に痛みが走りました。髪がすれたようで、治りかけていた傷から血が出ました。さあ、困りました。風呂場から絆創膏まで約五歩。止血のために両手が塞がっています。髪や身体が濡れており、おまけにシャンプーもついています。バスタオルに血をつけることは避けたい。実家では「だれかー!」と呼べば誰かが助けてくれました。シャワーの音が響きます。ここには誰もいません。
シャワーカーテンを開けて辺りを見回します。バスマット、タオル、除菌シート……トイレットペーパーがありました。すぐさま巻きとって止血し、足を拭いて、絆創膏のもとへと向かいました。この日ほど、ユニットバスでよかったと思った日はありません。

そうでした、そうでした。
絆創膏を貼ると指の可動域が狭まります。利き手でなくとも、それぞれの指に役割があったのだと気づかされます。
今回の怪我で、シャンプーやヘアミルクなど、髪につける液体を手のひらではなく、左手の中指を目がけてプッシュしていることがわかりました。指と絆創膏の隙間に液体が入って、不快になったことで気づきました。別の指を負傷したときの日記には「右利きだが、左手の親指をよく使っていることに気づいた。薬を押しだすとき、ゆでたまごを剥くとき。」とありました。怪我自体は喜ばしいことではありませんが、せっかくなので、不具合の観察を楽しんでいます。
余談。
小学生のころ、手動の鉛筆削りを使っていました。宿題のあと、赤鉛筆を含めて六本も削ると腕が疲れますよね。利き手である右手の仕事が多すぎると感じ、ハンドルを左手で回すようになりました。

見上げられない
先日、ゴミ出しのために外へ出たら星が綺麗でした。久しぶりだなあ。事故に遭ってから、夜に出歩くことができなくなりました。また、見上げると軽い眩暈が起こります。
見上げられないので、美容院に行けません。シャンプーの姿勢が眩暈を誘発しそうで(元より、あの姿勢が下手くそ)。美容院が苦手なのでちょうどいいサボる理由ができた、と思っています……。書いていて気づいたのですが、プラネタリウムも難しそうです。立っているとき以外も見上げていたのですね。辞書を引くと「下から上を見る。仰ぐ。」(スーパー大辞林3.0)とありました。盲点でした。
癖でしょうか。見上げられないのに、つい見上げてしまいます。これは先日見つけた「午後9」です。

住所と虫が写っていたため拡大しました
十二時に退勤して駅に向かっているときに見つけました。何十回と通ってきた道です。しかし、休職前、十二時にこの道を歩いたことはなく、復職後もくもりの日が多く、目にすることはありませんでした。この向き・この強さの光が当たると、数字の「9」のような影を作るのですね。午後になったら見られる「9」で「午後9(ゴゴ・キュー)」です。

「キュー」という音から「もろきゅう」と「チョロQ」が連想されたので、この影に名前をつけようと考えました(「もろきゅう」や「チョロQ」の「キュー」は数字の「9」ではない)。母音「o」が連なった言葉を探して「午後9」と名づけました。
わたしの名前は「ももこ」で、こちらも母音「o」が連なっています。どうしても音が籠る(「こもる」も音が籠りますね)ので、発音しづらいし、初対面のひとに聞き取ってもらえないことがしばしばあります。ただ、「I’m Momoko.」や「My name is Momoko.」は言いやすいし、聞き取りやすいようです。それはさておき、「o」が続く言葉に親近感があります。「このごろ」もその一つです。
もうしばらくは半日出勤になりそうです。本来の休憩開始時間より退勤時間が早いため、午前の仕事を巻きで進めていたら、仕事の質が上がりました(やったー!)。今週もともにがんばりましょう。
【こっそり更新しています】
▼ 絵と短いテキストのページ。忙しない日々のなかで、絵のキャラクターのようにすこし笑えたら。
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